どの許認可も帰化申請も一つとして同じ件はありません・・どれも申請しごたえ?のあるものばかりです。一つ一つが勉強になり、次の案件に活かせる、そう思います。依頼者の方に教えていただくことも多いです。
少し前に、ある書類を集めるのがとても複雑なプロセスを踏まねばならず、法務局の方に相談しながらすすめている件があったのですが、担当の方から、「こんな複雑な件を一生懸命に調べてくれるし、わたしたちだって生身の人間だからね(杓子定規的な判断はしない、という意味でおっしゃったと思います。)配慮はしますよ。」と言ってもらえました。ただ、その後に、役所としてお決まりの「ただ結果の保証はしませんよ」が来ましたが。
以前は行政書士が一緒についてきてもちょっと嫌な顔をされたり、場所によっては排除される法務局もありました。でも、この法務局は、何回も来ていて、関係が築けているので(そう思えるようになると異動してしまい悲しい)今回、このような案件をやってもらって・・と言われて涙が出そうになりました。
でも、まだ手探りの件でもあり、担当官に前向きになれる言葉をかけてもらって、改めて依頼者とともに頑張ろうと思えました。大事なのは、役所の考えをしっかり依頼者に伝えること、逆もまたそうですが。審査する人だって生身の人間なんだし、「こうしたい」が伝わるような書類を作っていきたいと思います。