最近、お子様と一緒の申請が続いていましたが、高校生や大学生のお母さんたちとお話しするのがとても新鮮です。今回、帰化を考えたお母さんたちは、子供の将来の為、だそうです。やはり、職業選択のとき、少しでも選択肢が広がるように、理解のない方々から理不尽な差別をうけないように、とのこと。お子さんたちも、自分たちは日本でしか生活してきていないし、国籍のある国には行ったこともない、言葉もしゃべれない、今後も日本で生活していくのだから帰化の手続きをしないと日本国籍がもらえないのなら、するしかないのですよね、と粛々と今回書類を集めてきました。
(そして、各ご家庭、テスト期間を最重要視されていることを知りました。そこを外すようにしてください、と念押しをされました。⇒テストって単位にもかかわるし、大事でしたね。そういう感覚がすっかり失せていました。)
「子どもと国籍について考える」をイメージしてみて、息子(9歳)に話してみましたが、日本で生まれて日本で育った人が日本人でないこともある、ということが理解できていません。また、学校にはお母さんがフィリピン人の方、お父さんがイランの方などはいますが、2つ国籍があるかもしれないとは多分理解できないでしょう。分かりやすくうまく説明ができない私も悪いのですが・・・血統主義をどう説明するのか・・。世界地図広げて人の移動から説明すればわかるかな?高校生くらいになったらこういう話ができるのでしょうか。
最近思うのは、主にアジア系の方の子どもについてです。今後も日本に住む場合で、親と一緒に帰化をしたいと思った時(20歳以下は単独帰化は認められないので)、ハードルとして、親の日本語能力があります(小学校のプリントの山をみていて、これは外国籍の母はつらいな、とも感じます。)お母さんたちも勉強しなければなりません。
本題に戻りますが、子どもと一緒に申請すると申請書類は同じものは省略できますし、戸籍謄本など取得するのも一度にまとめてやってしまえば、費用的にもかなりメリットがあると思います。この膨大な作業をあきらめずにやるには家族の協力が不可欠です。
今回も各証明書は日本中いたるところに散らばっていましたが、なんとか集まって、良かったです。(一部、どうしてもそろわないものがありますが、それは別の方法で)一つ一つの家族が「こうしたい」と思ったことが一つずつ叶っていけばよいな、とお子様達との家族写真をみて思いました。