帰化申請の最近(録画)@東京法務局

最近、日本国籍を取りたい申請がとても増えています。永住申請が厳しいからという話も聞きますが、日本に長く安定して暮らしたい外国人の方が増えたのかな、と思います。

 

今回の申請は、国籍法8条の簡易帰化。

日本とつながりが深い外国人の方の帰化申請です。

 

この場合、住所歴要件、年齢要件、生計要件などが緩和されます。 

写真は申請書類です。この他に、申請者の方にお渡しする副本セットがありますが、かなりの量だと思います。

 

簡易帰化って聞くと、カンタンなんじゃない?という気もしますが、提出する書類は通常の帰化申請とほぼ変わりません。

むしろ、日本とつながりがあるということで、単身者の帰化申請とは異なり、関係者の書類も増えたりします。同居の親族の職業などによっては、膨大な書類を求められることもあります。

(以前、同居の親族6人が、みなさん、それぞれ個人事業主、法人役員、士業、などなどご活躍のご家庭がありました。それはもう大量な申請書類でした。)

 

今回は、外国で養子縁組をしたご家族で、長年外国で暮らしていたものの、コロナなどもあり、日本に移住されました。そして、在留資格を得て住み始めたものの、日本が大変気に入って、将来のことを考え、帰化を希望されたという件でした。

 

準備にはかなりの時間がかかりましたが、無事に申請は受理。

審査がスムーズに行ってほしいです。

 

最近の東京法務局は、事前相談の予約もとても混んでいて、3-6ヶ月後。そして事前相談のときに申請の予約をいれる事が多いのですが、それでも4-6ヶ月後になります。

許可までは、1年~2年くらいと長期化しています。国によっては国籍離脱の手続きが必要な場合もあるため、そうするとトータルで4年くらいかかるところもあるかもしれません。

 

別件ですが、現在、ベトナムの国籍離脱申請中ですが、いつ下りるのかとても気になり、国籍離脱の方のお名前が公示されるサイトを見ていますが、全く検討もつきません。

 

そして、法務局でのお部屋の中でもやりとりを「録画」するようになったそうで、私たちは「同意」をしたので、申請受付までの過程(1時間+αの時間)はすべて録画されました。

録画されるとなると緊張しますが、意外にこれはお互いに良いことかも、と思いました。

サクサク進み、みんなにこやかで、スムーズに進んだ、と思います(^^)

 

相談の品質向上のため、ということでしたが、担当者の方の言葉遣いや口調が気になることも実はいままであったので、相談者さんに優しく話したり、自分の対応の仕方を振り返る良い機会になるのかもしれません。

私も気をつけよう、と思いました。